吸収効率重視! ケイ素資材3選
田植え後の稲にはケイ素! 梅雨に向けた露地野菜にもケイ素は役立ちます。
目次
ケイ素の2大役割
おすすめ作物
吸収しやすいケイ素の選び方・目的別お勧めケイ素資材3選
ケイ素の2大役割
おすすめ作物
吸収しやすいケイ素の選び方・目的別お勧めケイ素資材3選
ケイ酸の役割
1. "ケイ化細胞はソーラーパネル” 光合成促進
- ケイ酸は、葉の表面に存在するケイ化細胞の原料です。葉の光合成をソーラーパネルに例えるならば、 ケイ化細胞は固い結晶のような細胞なので、ソーラーパネルの表面で、レンズのようによく光るを通す役割をします。
2. 組織強化
- レンズのような細胞、ケイ化細胞は結晶のような固い細胞のため、葉身を中心とした細胞が強くなり、
稲であれば倒伏防止になるだけでなく、
野菜でも高温多湿で傷などから病害が発生しやすくなる時期の病害対策にお勧めです。
特に、ケイ化細胞は、葉の表面に集まっていますので、うどん粉病など葉の表面に感染する病害でお悩みの時はお勧めです!
ケイ酸がお勧めな作物
「光合成が大好きで、うどん粉病にかかりやすい作物」
稲
- ケイ酸植物ともいわれる稲は、葉身の表面にたっぷりケイ化細胞を作ります!出穂後直後~収穫までが特におすすめです。
いちご
- 特に密植や台風被害など病害の発生しやすい育苗期・収穫したい時期のわりに光合成量が落ちやすい11~12月・うどん粉病と軟果が発生する春3月以降がおすすめです。
きゅうり
- いちご同様、キュウリも光合成促進とうどん粉病の発生しやすい時期、という意味でお勧めです。
その他
- 他にも、ぶどう・麦・メロンで使う農家さんも多くいらっしゃいます。
吸収しやすいケイ素の選び方・目的別お勧めケイ素資材3選
ケイ素は、植物体内で、いちどケイ酸(Si(OH)4)に変化して、根酸と一緒に吸収されます。この原則に基づいて、 シンプルに、速効性を求めたいか、長期にわたって効かせたいかで使い方を分けてください。1. 速効性を求めるとき
すぐに使えるよう、ケイ酸(Si(OH)4)が含まれる液肥を葉面散布ケイ酸(Si(OH)4)そのものが直接溶けている「正しいケイ酸」や酸病害抵抗性UPに最適な亜リン酸とケイ素を一緒に散布できる「鈴鈴特号」がおすすめです!
2. 栽培全期を通じてケイ素の効果を活かしたいとき
ケイ酸吸収・移行を促進する成分が一緒になっている資材を土壌へ混合- ケイ酸の根から葉への移動をサポートする酵素Lsi1とケイ素が一体となった「酵素inミネラ」がおすすめ。
この資材、土壌微生物も入っているので根の吸収力UPも期待でき、根本的な吸収率向上も狙えます。