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連続出荷のヒケツ 「甘彩六花・甘彩」を使いこなす ~みんなの質問に答えます!シリーズ

「みんなの質問に答えます!シリーズ」は、ファムサポ・ファムDr.のお客様から寄せられた質問にメーカーの技術者が答えて、お勧めの使い方を紹介するシリーズです。今回は「甘彩六花」「甘彩」について伺いました!

連続出荷むけの使い方

Q.連続出荷の目指している農家さんむけに、「甘彩六花」のおすすめの使い方があると聞きました。教えてください!

A.生育が順調な時は「甘彩六花」を!苗が疲れてきたときに「甘彩」を!

生育が順調な場合、甘彩六花を1週間から10日おきに散布いただくだけで十分、色艶のよい、美味しいイチゴがたくさん採れます。甘彩六花は生殖成長型の肥料でありながら、アミノ酸合成を促進するため、果実をたくさん着けさせながら葉や茎の展開を同時に早めることができます。

苗が疲れ始めたと感じた時には、「甘彩」の散布または潅水を推奨しています。冬季に寒さで樹勢が落ちた時や3月以降に苗が老けてきて樹勢が落ちた時などです。

資料によっては、「甘彩六花と甘彩を週1回交互に散布」と説明しているものもありますが、
あくまでも基本は「甘彩六花」を使い、樹勢が落ちてきた場合に「甘彩」を加えていく、という考え方がお勧めです。

また、カルシウム剤「健花」も2週間に1度散布されることをお勧めいたします。
育苗期・定植後のうどんこ病・3月以降の軟果予防に圧倒的な効果を発揮するため、廃棄量を減らし、トータル収量を増やすことができるとイチゴに農家さんに大変好評です。

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Qどんな仕組みで効いているのでしょうか?

A.ポイントは、糖とアミノ酸合成!

当社の実験結果として、「甘彩六花」は光合成を促進させることがわかっています。
光合成が促進されると植物体内では糖が増加します。
さらに、作られた糖と、根から吸収された肥料成分である硝酸態窒素が結合することでアミノ酸が作られます。
このように、「甘彩六花」で、糖とアミノ酸を次々と合成される流れを作り出すことで、作物の生殖成長型の肥料でありながら、同時に栄養成長もサポートします。また、作物体内の糖が上昇していくことで果実の糖度ももちろん上昇します。

農家さんからの質問に答えます!

 Q品種による調整は必要ですか?また、特に使っておすすめの品種があれば教えてください。

品種による調整の必要はありませんが、樹勢が強くなりやすい大玉系(とちおとめ、あまおう等)の品種には特に、生殖成長に傾ける力が強い「甘彩六花」の散布が効果的です。栄養成長をさせすぎず、生殖成長に傾けることで花をより早く、より沢山咲かせることで収量を増加させます。
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Q今年は暖冬のようです。使い方として気をつけられる点、工夫できる点を教えてください。

暖冬の場合、1、2番花が一気に咲き結実することで株が疲れて樹勢が落ち、3番花以降が飛んでしまう、花がとまらないということが起こります。樹勢の維持がご不安な方は12月下旬以降に「甘彩」を2〜3回散布または潅水していただくことを推奨いたします。

Q 9月の天候不順と、夜温が高かったせいで、例年に比べて花芽分化が遅かったです。これからの調整で工夫できる点を教えてください。

1番花に関しては今から開花時期を調整することは難しいですが、今後、1週間から10日おきに甘彩六花を散布または潅水し続けていただくことで、1番の肥大を促進し、2番花・3番花の花芽を遅れずに入れることができます。

Qペンタキープなど光合成促進剤も使っているので、生殖成長促進の甘彩六花との組み合わせが心配です。また、時期はずらしたほうがいいですか?

ペンタキープとの併用は特に問題はございません。ペンタキープは栄養成長型の資材ですので、生殖成長型の「甘彩六花」と、ペンタキープの代替として「甘彩」を使っていただくと効果的です。

Q培地加温をしているので、栄養成長促進の資材については効きすぎが心配です。甘彩六花だけを使うとしたらどのように使えばいいでしょう?

「甘彩六花」は生殖成長型の資材ですので、培地加温により効きすぎてしまうということはございません。培地加温により樹勢は維持されると思われますので、栄養成長に傾けすぎないためにも、「甘彩六花」を1週間から10日おきに定期的に散布または潅水されることを推奨いたします。

Q2番花と3番花の境目の時期はどちらをやればいいのでしょう?

一般的に3番花は遅れがちになりますので、3番花を少しでも早めたいという方は甘彩六花を、1、2番花の収穫で樹勢が落ちるのを防ぎたい方は甘彩の使用をお勧めいたします。

Q葉面散布は面倒だからできれば潅水でやりたいです。ただ、効果が落ちるようなら葉面散布も検討しています。実際どちらがおすすめですか?また、潅水メーターなどはないのですが、10aあたりどのくらいの量を流せばいいでしょうか?

葉面散布・潅水どちらも同等の効果がございます。1週間から10日おきにこまめに散布または潅水していただくことが最も重要ですので、農家の皆様の作業しやすい方をお選びください。潅水の場合は10aあたり1〜2kgが目安です。

Q高設栽培と土耕栽培両方やっています。使い方として工夫する点はありますか?

高設栽培、土耕栽培で特に使い方を変える必要はございません。
1週間から10日おきにこまめに散布または潅水していただくことが最も重要です。

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Q観光農園なので、連続出荷というよりは土日に収穫が当たるように育てたいです。

果実の結実や着色時期を日ごとで調整することは難しいと思われます。しかし、カルシウム剤 を散布いただくと実が締るため、本来木曜日や金曜日に収穫する実を土曜日まで持たせるなど、1〜2日程度は収穫日を延ばすことができると考えられます。また、3月以降の軟果予防、棚持ち向上にも大変効果的です。当社では「健花」をお勧めしています。

Q以前、栄養価の高いものを葉面散布したところ、虫が増えてしまった気がします。その点は大丈夫でしょうか?

甘彩六花シリーズは特殊酵素配合のため吸収率が大変よく、そのため肥料成分の含有量は比較的少なく設定されております。また、虫を誘引するような性質のものは含まれておりませんので、ご安心ください。

Q菌と一緒に散布しても大丈夫ですか?

一般的な発酵資材等に使用されている菌との混用は問題ございません。特殊な菌をお使いの場合はお問い合わせください。

Qリン酸が多いとのことですがカルシウムと混ぜて散布できますか?

強アルカリ性の資材でない限り混用は可能です。ご心配な場合はお問い合わせください。
お問合せ先:ファムサポ.com お問合せ窓口

今回の解説者はこの方!

甘彩六花 福島さん
「普段は千葉エリアのイチゴ農家様へ営業活動や施肥試験を行っています!大学では「持続的農業システム」をテーマに、環境保全と生産活動の両立方法を研究してまいりました。甘彩六花シリーズは肥料成分の吸収率を高めた結果、効果はそのままで極限まで含有成分を減らすことが可能となった肥料です。過剰施肥による土壌・地下水汚染の予防・低減など、環境に配慮しつつ、収量・食味・色艶を向上させることができる、まさに「持続的農業システム」にぴったりの肥料です!」

【関連情報】
◆ファムサポ商品詳細ページ

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甘彩六花 甘彩 健花
5kg/10kg 10kg 5kg/10kg
¥10,980、¥16,980 ¥5,980 ¥12,980、¥22,980

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